Lo5

88 temples of Shikoku 4 of 8(未)

鳥の声が聞こえてくる、朝だ、よし出発

しかし、この寝袋しまうのに時間かかるな只今七時頃

警察に教えてもらった、駐車しても大丈夫、グレーゾーンの場所に向かった

よかった、撤去されていない、高知市内を走る、仕事、学校に向かう人で

ごったがえした道を急ぎ、次の札所に行く、

よかった、今日はなんていい天気だ、墓参りに行けそうな日だからかな?

昨日と同じような道、しかし天気がよろしい

第34番種間寺、海岸沿いを走るなんて景色だ大きな橋を渡り

第36番青龍寺、この時は気づいていなかった、一つ抜かしている事を

また次の札所まで51キロ、ふぅぅ

また何となく次の札所まで走っている、don't think ,feelって感じで走る

田舎って感じの風景、心がぽかぽかする

おっと、分岐点どっちだ?ぼくのバイブルにはのっていない

次の札所の色々逆算したりして、右折だ!

山を登っている大丈夫かな?しかし原付遅いな、重力に負けてます、

坂道も早くなるが時速60km/hまで,あとだいぶ前からエンジンから

シャリシャリまだ続いている、よかった、道は合っていてトラックの通る

大きい道に出てきた、そろそろ知っている道に出くわすんじゃないか?

おっ見た事ある、知ってる、近い、墓、爺ちゃんの故郷に

すると、いつも通っていて写真取りたかった場所についた

一回通りすぎたがまた戻ってエンジンを止め、写真を一枚。

僕のイメージの中の田舎っぽい景色

あと10キロだな〜

次の札所の標識が...

しかし、迷った、途方もなくウロチョロしてやっと到着、第37番岩本寺

急いで参る、なぜなら第一目標のために

次の札所、94キロまたか

何も書く事ないな、ずっと山道です、天気はこの旅一番です

墓に近づいている感じがする、ここを曲がればなんて思うと

分岐点が出てきた右は新しい道、左はコンクリ−トの色が汚い道

僕は、ショートカットができるのかなぁ〜

右を選び走る、しかし上り坂のてっぺん付近で、記憶が戻ってくる

左だった!

Uターンし左に曲がるとすぐに墓があった

前に来た時は、何回忌の時だから親戚中がいたが、今回は僕一人

考え深い気分だ、墓を参る、墓は何年経っても同じ姿で自分の名前を残している

お供え物があった、花も造花だが刺さっていた、親戚の人がしてくれたのだろう

手を合わしすぐ帰ってくると伝え

親戚の方にご挨拶しに行く事にした、爺ちゃんの故郷は、4.5キロ先だからだし

片手で数えるほどしか行ったことがないが感覚だけで着いた

一人で暮らしているおばさんの家に、80も超え一人でさみしいからね

おばさんは、僕のばあさんから連絡を受けてたらしい、すこしお邪魔して

いちごと、とこぶし(流れ子)をいただいたほんとにおいしかった

あまり会話はしないシーンとした空気だった

おっと思いだした、墓参り行かなきゃ、「おばちゃん、ありがとう」

スーパーに向かい、お供えの日本酒を買いに、爺ちゃんにリサーチして

ひいじいちゃんの好きだったものなのだ、後だいぶ前にたまたま

コンビニ売っていたSeven starを買っていた、墓を参る

まず水汲んで、スポンジが置いていたので借りて、

さぁ、まず掃除、墓石は苔や黒いシミのような物がいっぱい着いていた

最初は、薄くなるぐらいでいいやなんて思っていたが、よくこすってみると

汚れが落ち清々しい気持ちになった、全部落としてやる!

爺ちゃんのお供えのタバコに火をつけた

日がすごく照っている、花がピリピリする、苔はなかなか取れない

気がつくと、一時間程無心になって磨いた、

ピッカピカになった、日本酒のふたを開け、

「あんま来れないけど、守ってくれてありがとう、今度は誰かつれてくるね。」

そんな感じに手を合わせ、次いつ来れるかわからない墓に別れを告げ

バイクを走らせた。

只今、4時20分、次の札所まで30キロ、ヤバい

うる覚えの道を通り、山道、前記での山のように原付に負荷をかけて急いだ

右、左、上がったり、下がったり、エンジンの音も、上下し

あと5分、着いた、第38番金剛福寺、急いで納経帳に記帳してもらい

ゆっくり参拝した、近くに清水市有名な足摺岬に足を運んだ

田舎に帰ると爺ちゃんがいつもつれって行ってくれる場所なんだ写真を一枚。

綺麗な風景を離れ、駐車場に向かい無駄にでかい音を出しながら

寺を離れ、急いだ山道を戻る、次に、親戚のおばちゃんに

挨拶に行く、何年も前、まだガキの頃に伺ったその家に

向かう、薄くなった記憶を戻し、橋があったっけ?

次の道曲がるんだっけ?海が見えたな〜

あいまいだ、しかしあいまいな記憶で物事をしてきたぼくは、

おばちゃんの家に着いた

久しぶりのあたたかいご飯、風のあたらないまたあたたかい部屋に

なんともあたたかい笑顔で迎えてくれた、

時間も遅くなったので、泊まりなさいと、なんとも甘い言葉だ、

あたたかい風呂に英気を癒し次の旅に心落ち着け

あたたかい布団におやすみなさい、あたたかいなんともいい言葉だ

こんな気持ちがずっと毎日感じれたら、短い一生に最高の花が咲き乱れるかな?

おやすみ。